真珠は「まき厚」も大事です

真珠は中心の核に真珠層が巻いていくことによって形成されます。
あの真珠独特の優しい輝きは、真珠層で起こる光の干渉によるものです。

まきの厚い真珠は深みのある色になることが多いです。

真珠層の断面図
真珠層の断面図

 

真珠は、汗などの酸性成分や紫外線などの影響を受けやすく、
時間と共に表面の真珠層が溶けて凹凸が出来、輝きが失われてしまいます。

お手入れによって表面の汚れや凹凸を取り除くことができますが、
真珠層の厚みは有限なので、「まきの厚い真珠」ほど、
輝きを末永く保つことができるのです。

表面が劣化した真珠(左)と、お手入れ後の真珠(右)の断面図
表面が劣化した真珠(左)と、お手入れ後の真珠(右)の断面図

 

アルコイリスではテリはもちろんですが、
そのテリを長持ちさせる「まきの厚さ」を重視します。

数ある鑑別機関の中でも、まき厚を数値で測定するのは真珠科学研究所だけです。
当社は鑑定を依頼するすべての商品は真珠科学研究所にお願いしています。

まきが厚い真珠は長持ちします
まきが厚い真珠は長持ちします

 

「まき厚」は、一目見ただけではわかりにくいことから、
わざわざ言及しないお店もあります。

一見無キズで白くて美しいネックレスでも、
十分な「まき厚」がなければ安心して買って頂くことができません。

当社では「キズが少ない」ことより「まき厚」が大切であると考えます。